シネ・ギャラリーでは、11/15(金)~ドキュメンタリー映画『拳と祈り』を公開します。1966年6月に静岡県で起きた味噌会社専務一家殺人放火事件の犯人として死刑判決を受け、47年7カ月もの獄中生活を送ってきた袴田巖さんに、9月26日のやり直し裁判で無罪判決が言い渡されました。
本作は、2014年3月再審開始決定と同時に釈放された時からこの日に至るまでの巌さんと姉・秀子さんの生活、闘いの日々を追った笠井千晶監督による入魂の一作。
公開2日目11/16(土)に、笠井千晶監督と袴田秀子さんによる舞台挨拶を行います。是非、ご来場ください。
開催日 | 2024/11/16(土) |
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開催時刻 | 10:10~上映 上映後、舞台挨拶 |
会場 | サールナートホール/静岡シネ・ギャラリー |
舞台挨拶 | ゲスト: 笠井千晶 (映画監督) 袴田秀子さん (袴田巌さんの姉) ※巌さんの登壇は予定しておりません。 |
料金 | 劇場通常料金 ※無料鑑賞、招待券、各種割引利用不可 ※前売券使用可 当日朝、開館時より劇場窓口にてチケット(整理券)を販売します。 前売券をお持ちのお客様も、受付カウンターでかならず整理券とお引き換え下さい。 |
注意
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
※全席自由・定員制での上映となります。
※舞台挨拶のみの参加不可
ゲスト
笠井千晶さん(監督)
山梨県出身。お茶の水女子大学 文教育学部外国文学科英語学卒業。ドキュメンタリー監督・ジャーナリスト。新卒で静岡放送に入社し、報道記者としてニュースやドキュメンタリー番組に携わる。2002年より袴田秀子さんと親交を深め、20年以上プライベートでも撮影しながら交流を続ける。2006年に同社退社後、ニューヨーク留学を経て、2008年より中京テレビに勤務。2015年に独立しフリーランスに。Rain
field Productionを立上げ、テレビやネット等でドキュメンタリーを発表している。長編ドキュメンタリー映画の初監督作品「Life 生きてゆく」(2017年)で、第5回山本美香記念国際ジャーナリスト賞を受賞。同作の制作過程を記録した著書「家族写真
3.11 原発事故と忘れられた津波」で、第26回小学館ノンフィクション大賞を受賞。本作は長編ドキュメンタリー映画2作目となる。
袴田秀子さん
袴田巌さんの姉。
該当作品
『拳と祈り-袴田巖の生涯-』
あらすじ
2014年3月、東京拘置所。死刑囚の袴田巖さんが、突如釈放された。1966年6月に静岡県で味噌会社専務一家4人が殺害され、放火された事件の犯人とされ、47年7ヶ月もの獄中生活を送ってきた。明日突然、死刑が執行されるかもしれない。そんな恐怖の日々をくぐり抜け、30歳の青年は78歳になっていた。着の身着のままワゴン車で東京拘置所を後にした時、本作監督の笠井千晶が助手席でまわすカメラが捉えたのは、まるで夢から覚めたような袴田さんの表情だった。死刑囚が再審開始決定と同時に釈放されるという、驚くべき事態を当日のニュースは劇的に報道した。その夜、半世紀近く引き裂かれていた姉と弟が枕を並べた。拘置所の壁に隔てられ、想像を絶する苦難を生き抜いたものの、奪われた時間は戻らない。なぜこれほどの試練が与えられなければならなかったのか。言葉にしがたい悲しみや喪失を2人の寝息が静かに包み込む。さらに続くことになる司法との闘いを覚悟しながら、カメラは2人の生活を記録し、対話を重ね、袴田さんの心の内面深くに迫っていく・・・・・・。
(『拳と祈り -袴田巖の生涯-』公式HPより引用)
作品情報
監督:笠井千晶
袴田巌 袴田秀子
2024年製作/159分/日本
配給:太秦
(C) Rain field Production