シネ・ギャラリーでは、8/16(金)～ドキュメンタリー映画『大好き』を公開します。
重いてんかんと知的障がいを併せ持つ伊勢真一監督の姪っ子 奈緒ちゃんと家族の映画は、彼女の元気に引っ張られるように続編がうまれ「奈緒ちゃんシリーズ」と呼ばれています。
奈緒ちゃんは元気に50歳を迎えました。いつも奈緒ちゃんのすぐそばで共に生きてきたお母さん、監督の姉の西村信子さんは80歳になりました。
奈緒ちゃんシリーズ第5作目となる本作は、観る人一人ひとりの“「しあわせ」のようなもの”を、まるで鏡のように映し出す「いのちの記憶」です。
公開３日目8/18(日)には、伊勢真一監督と奈緒ちゃんのお母さんをお招きして、14：30～上映会を設けます。
是非、ご来場ください。

注意

※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
※全席指定・定員入替制での上映となります。
※舞台挨拶のみの参加不可

ゲスト

伊勢 真一(監督)
1949年東京生まれ。ドキュメンタリー映像作家。デビュー作はてんかんと知的障がいのある姪っ子を撮影した『奈緒ちゃん』（95年）。以降ヒューマンドキュメンタリー映画を自主製作・自主上映で創り続ける。近作は『えんとこの歌』（19年 毎日映画コンクールドキュメンタリー賞、文化庁映画賞受賞）、 『いまはむかし－父・ジャワ・幻のフィルム－』、映画『Pascals しあわせのようなもの』。

西村信子
奈緒ちゃんのお母さん。
伊勢真一監督の姉。

該当作品
『大好き
〜奈緒ちゃんとお母さんの50年〜』

あらすじ

1973年に生まれた奈緒ちゃんは、生後まもなく難治性のてんかんと知的障がいがあることが判明する。幼い頃は重い発作を繰り返し、両親は医者から彼女が長く生きられないと宣告された。しかし、てんかん専門病院での持続的な治療と薬の効果に救われ、信子さんによる「積極的に地域で育てる」という方針のもと、奈緒ちゃんは明るく元気に成長していく。

現在は信子さんが仲間のお母さんたちと立ち上げた地域作業所「ぴぐれっと」のグループホームで暮らし、2週に一度は実家で過ごしている。ついに50歳を迎えた奈緒ちゃんと、常に彼女に寄り添いながら生きてきた信子さんの姿にスポットを当て、50年間におよぶ“いのち”の記憶を映し出す。

てんかんと知的障がいをもつ女性・西村奈緒さんとその母・信子さんの50年の歩みを描いたドキュメンタリー。1995年の「奈緒ちゃん」に始まる“奈緒ちゃんシリーズ”の第5作で、奈緒さんの叔父である伊勢真一監督が一貫して同シリーズを手がけている。
（『大好き　奈緒ちゃんとお母さんの50年』映画.comより引用）

作品情報

監督：伊勢真一
西村奈緒　西村信子　西村大乗　西村記一

2024年製作／110分／日本
配給：いせフィルム