静岡シネ・ギャラリー

大映4K映画祭

2023/4/28(金)~5/11(木)開催

 

 

開催期間

2023/4/28(金)~5/11(木)
日替わり上映

上映日、上映時間は下記参照

注意

※満席時はご入場いただけません
※上映途中からの入場不可。

料金

劇場通常料金に準ずる
一般 1,800円
シニア 1,400円
学生・子ども・障がい者 1,300円

シネ・ギャラリー会員
平日 1,200円
土日祝 1,400円
(シニア会員・U-25会員は1,200円)

2023/4/28(金)上映

①11:35~13:20

2023/5/6(土)上映

①10:00~11:45

『赤い天使』

昭和十四年、従軍看護婦として深県分院に転属となった西さくらは、軍医岡部の指揮の下で忙しい毎日を送っていた。一つの作戦ごとに、傷病兵は何台ものトラックで運ばれてきて大手術が毎日のように行なわれており……。

鋭く重みのあるリアリズムを基調とし、過激描写も厭わない徹底した演出が、戦争の暗部を抉り出す屈指の問題作。有馬頼義の原作を、「ほんだら捕物帖」の笠原良三が脚色し、「陸軍中野学校」の増村保造が監督したもので、戦争を素材とした限界状況ドラマ。撮影はコンビの小林節雄。

1966年/95分/日本 配給:大映
監督: 増村保造
出演: 若尾文子、 芦田伸介、 川津祐介

2023/4/29(土)上映

①11:35~13:20

2023/5/8(月)上映

①10:00~11:45

『無法松の一生』

同時上映『ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』

松五郎こと無法松はトラブルを引き起こす暴れ者だが、どこか憎めない人力車夫。ある日竹馬から落ちた少年・敏雄を助けたことがきっかけで陸軍大尉の吉岡家へ出入りするようになるが……。

日本映画史上最大のスター・坂東妻三郎主演の感動の名作。名匠・稲垣浩監督の最高傑作で、日本映画氏に燦然と輝く傑作。 上映後に、短編ドキュメント『ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』を併映。

1943年/80分/日本 配給:大映 短編19分
監督: 稲垣浩
出演: 阪東妻三郎、 月形龍之介、 永田靖、 園井恵子、 沢村アキオ、 杉狂児

2023/4/30(日)上映

①11:35~13:20

2023/5/9(火)上映

①10:00~11:45

『夜の河』

老舗京染屋の長女で、染物職人のきわは新しい完成で手腕を発揮し評判を博していた。ある日彼女は大学教授の竹村と出会い恋に落ちるが、男には娘と病床に伏す妻がいて……。

恋か仕事か、それとも……女心の機微を描いた傑作ラブストーリー。沢野久雄の原作を「女囚と共に」の田中澄江が脚色し、「嫁ぐ日」の吉村公三郎が監督、「赤線地帯」の宮川一夫が撮影を担当。主な出演者は「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」の山本富士子。

1956年製作/104分/日本 配給:大映
監督: 吉村公三郎
出演: 山本富士子 小野道子 阿井美千子 上原謙 川崎敬三

2023/5/1(月)上映

①11:35~13:20

2023/5/5(金)上映

①10:00~11:45

『雨月物語』

戦国時代、琵琶湖北岸の村。戦乱の到来を機に大儲けを狙う陶工・源十郎と、侍として立身出世を夢見る義弟・藤兵衛は、それぞれの家族を連れて舟で琵琶湖を渡り都を目指す。旅の途中、源十郎の妻子は戦火を怖れて引き返し、藤兵衛は妻を捨てて羽柴勢に紛れ込む。やがて源十郎は、若狭と名乗る妖艶な美女から陶器の注文を受け、彼女の屋敷を訪れるが……。

1953年・第14回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞に輝いた。巨匠・溝口健二の代表作で、戦乱の中で世俗の欲に翻弄される人々を幽玄な映像美で描き、多くの映像作家に影響を与えた世界的名作。

1953年製作/96分/日本 配給:大映
監督:溝口健二
出演:京マチ子 水戸光子 田中絹代 森雅之 小沢栄

2023/5/2(火)上映

①11:35~13:20

2023/5/7(日)上映

①10:00~11:45

『大菩薩峠』

秀麗富士を遠望する大菩薩峠の頂上。黒紋付着流しの机竜之助は、一刀のもとに居合わせた老巡礼を斬り捨てた。この祖父の死に驚くお松を、通り合わせた怪盗裏宿の七兵衛が助けて江戸へ向った。一方、机道場に帰った竜之助を持っていたのは、字津木文之丞の妹と偽るその妻お浜で……。

市川雷蔵主演。中里介山の原作を映画化したもので、「白子屋駒子」のコンビ衣笠貞之助が脚色し、三隅研次が監督した。撮影も「白子屋駒子」の今井ひろし。大ヒットを記録しシリーズ化した、時代劇の醍醐味が満載の傑作。

1960年制作/105分/日本 配給:大映
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、 山本富士子、本郷功次郎、中村玉緒、 近藤美恵子

2023/5/3(水)上映

①11:35~13:20

2023/5/10(水)上映

①10:00~11:45

『座頭市物語』

博打のツボ振りと居合抜きの達人である盲目の男・座頭市は、下総飯岡の貸元・助五郎の食客となる。市は肺を患う浪人・平手造酒と知り合い友情の念を抱くが、平手は助五郎と対立する笹川一家の食客だった。やがて市と平手は、運命的な対決へと導かれていき……。

一世を風靡した伝説の大ヒットシリーズ記念すべき第一作。勝新太郎が盲目の居合抜きの達人・座頭市を演じ、彼の代表作となった人気シリーズの第1作。子母沢寛の随筆集「ふところ手帖」に収録された短編を基に、犬塚稔が脚色を手がけ、「大菩薩峠」の名匠・三隅研次がメガホンをとった。

1962年/96分/日本 配給:大映
監督:三隅研次
出演: 勝新太郎、 万里昌代、 島田竜三、 三田村元、 天知茂

2023/5/4(木)上映

①11:35~13:20

2023/5/11(木)上映

①10:00~11:45

『剣』

東和大学剣道部主将国分次郎は、純粋に剣の世界に打ちこんでいた。新入部員の壬生は彼を神の如く偶像視していた。国分の同級生で三段の賀川は、剣を愛しながらも適当に遊ぶタイプで、国分の息苦しい考え方と対照的だった。そんな中強化合宿のシーズンがやってきて……。

剣に賭ける青年を描く、名匠三隅研次監督作品。格調高い演出が光る傑作時代劇。市川雷蔵主演。三島由紀夫の同名小説雷蔵自ら映画化を企画。「黒の爆走」の舟橋和郎が脚色、「眠狂四郎殺法帖」の三隅研次が監督した。

監督:三隅研次 原作:三島由紀夫 脚本 : 舟橋和郎 出演:市川雷蔵、 藤由紀子、 川津祐介、 長谷川明男 (1964年/モノクロ/95分/スコープ) ©KADOKAWA1964