大映男優祭
黒い十人の女
2018/7/23(月)~7/25(水)
2018/7/23(月)~7/25(水)上映 連日①10:00~
ストーリー
テレビプロデューサー、風松吉は、なぜか近づいてくる女も多く、関係を持った女は大勢いた。妻の双葉はそんな夫をあきらめて、淋しい毎日をレストラン経営にまぎらわしていた。
風と女たちは、遊びの関係だったが、なぜか彼女たちは風を忘れられずにいた。彼女たちは風のことが気になるあまり、「風がポックリ死ねばよい」「風を誰か殺してくれないかしら」と言っていた。
そんな話を耳にした風本人は、十人の女が自分を殺そうとしていると思い込む。
どうして自分が殺されようとしているのか彼にはわけがわからず、思い悩んだ彼は、妻の双葉に打ち明けてしまい……。
チェック
「足にさわった女(1960)」の和田夏十のオリジナル・シナリオを、「おとうと(1960)」の市川崑が監督した、テレビ界を舞台にした人間が人間でありたいというノスタルジーの物語。
撮影は「お嬢さん」の小林節雄。
リバイバル上映で若い世代の圧倒的な支持を得た、大傑作。