クロード・ルルーシュ監督。
その「原点」と「到達点」を一挙公開!
「クロード・ルルーシュという名を、覚えておくといい。もう二度と聞くことはないだろうから」と初監督作品を酷評されたクロード・ルルーシュ。
しかしその数年後、スポンサーがつかず自分で製作した一本の映画が、彼の運命を書き換えます。観客すべてが恋に落ちたその作品のタイトルは『男と女』。清新な感性で男女の機微を捉えたこの一本で、彼の名はフランス恋愛映画史に永遠に刻み込まれます。
そしてその伝説から50年。
経験と成熟を重ねた名匠が世に送り出すのが、大人の男と女の恋愛模様“最終章”ともいえる『アンナとアントワーヌ』。
フランス映画のエスプリともいえる2作品を、劇場でお楽しみください。
2016/10/15(土)~10/28(金) ①12:55 ②17:10
運命的に出会い、惹かれあう男と女。しかし二人にはそれぞれ、痛みを伴う過去の想い出があった…。流麗なカメラワーク、カラーとモノクロを使い分けた大胆な編集、そしてフランシス・レイ作曲の甘美なメロディが、男と女の恋を浮き彫りにしていく。
同時上映は幻の短編『ランデヴー』(1976)。夜明けのパリをノンストップで疾走する8分48秒の果て、ルルーシュ流の洒落たラストにニヤリ。
●監督・脚本:クロード・ルルーシュ ●出演:アヌーク・エーメ ジャン=ルイ・トランティニャン 他
●ドマ、ハピネット配給 ●1966年 フランス ©1966 Les Films 13/©1976 Les Films 13
2016/10/15(土)~10/28(金) ①15:00
インドを訪れた映画音楽家アントワーヌは、フランス大使の妻アンナと出会う。
愛する夫との子供を授かりたいと聖者を訪ねるアンナと、しばしの休養を求めるアントワーヌは、2日間の旅の道連れとなる。
フランシス・レイと再びタッグを組んだ本作は、『男と女』のスタイルがさらに昇華され、甘美で苦い大人の恋物語として結実した。
●監督・原案・脚本:クロード・ルルーシュ ●出演:ジャン・デュジャルダン エルザ・ジルベスタイン 他
●ファントム・フィルム配給 ●2015年 フランス © 2015 Les Films 13 - Davis Films - JD Prod - France 2 Cinéma